Archive for July 2008

Ch. Bouscassé

さるお方からワインをいただいた。Château Bouscassé 2003である。 あとで感想をもとめられるだろうから、印象が鮮烈なうちに書いておくことにする。 恥かしながら、飲んだこともなければ、名前もしらなかったワインである。Madiranという、ピレネー近くの産らしい。

"Échalote"の憂鬱

写真は、種子からそだてている「なんちゃってéchalote」である。フランスのトラディショナルな"échalote"は基本的に種子をつけないので、大蒜と同様の増やしかたをする。種子をつけるのは、オランダ系の品種である。 厳密にいえばこんなものは"échalote"とはよべないかもしれない。

サヴォイと白菜

サヴォイを見て、「丸い白菜みたいなの」というひとはけっこういる。めずらしいことではない。縮れぐあいから白菜を連想するのだろう。 白菜はフランス語で"chou chinois"、英語で"chinese cabbage"つまり「中国キャベツ」というわけだから、案外、当らずとも遠からずというところだろうか。 いまどきの白菜の品種は、育種過程でキャベツをなんらかのかたちで交配していたりもする。まったくちがう野菜と思われているものが、じつは 植物としてはごく近縁だったりするのである。

西洋野菜のプロの使い手をさがしています

タイトルを変えて、一部書きなおした。

イタリア料理、フランス料理が好きで、西洋野菜を栽培し、一部は出荷もしている。なにも無節操に、「オシャレだから」とか 高値で取引されるかもしれない、などという理由からではない。商売にするからには、売り手(=八百屋さん)と使い手(=料理人諸氏)に 訴求力のある商品をつくらなくてはならない。いうまでもなく、売り手と使い手のむこうがわに、食べるひとがいるわけだが、なかなか そこまでは意識がいかないもの正直なところである。すくなくとも料理人諸氏はお客さんの反応をよくみているだろうし、八百屋さんは 料理人諸氏の要求をよく知っているわけだから、それを集約すればいいわけである。ただ、こういうやりかたでマーケティングがうまくいくには、 それぞれがターゲットをうまく絞り込んでいるひつようがある。漫然と「すべてのひとに満足してもらえる」料理やサーヴィスというのは ないだろうし、ましてやその材料である野菜なんて、そんなことをいったら農水省の指定している主要品目でこと足りるはずである。

サヴォイ

ふたたび"jeunes poireaux"のはなし

出荷をするととうぜん「はねだし」がでるので毎日のように食べているが、存外、おいしいのである。若どりのポワロなんてものは、 「間引き菜」みたいなものだからと、ちょっとバカにしていたのだが、けっこう食材として優秀なんじゃないか。知りあいの料理人氏が これをグリエして魚料理のつけあわせとして皿にのせたのを見て、「この野菜をつくってよかった」と思ったくらいである。皿の上での 見ためもけっこういいし(もちろんこれは料理人氏のウデとセンスの手柄である)、 やわらかいから青い葉までぜんぶ食べられる。加熱するとそこそこ甘みもあって、日本のネギとはまったくちがう味わいである。

本日休業

あまりに疲れがひどくてどうにもならず、休業にした。さいわいなことに、休市日の前日だから出荷はない。 雨が降っていても、草刈りやらなんやら、 やるべきことはあるのだが、身体をこわしてしまってはモトもコもないので、休むことにしたのである。こういうとき、自営業というのはいい。 雇われだと、疲れているくらいじゃ休む理由にならない。もっとも、一日中、作付計画の見直しで 資料をひっくりかえしたり、計算やらなんやらやっていたから、外で作業をしなかった、というだけのことではある。

Jeunes Poireaux

また野菜の「名まえ」のはなしである。 若どりのポワロのことを、日本では「ポワロジューヌ」「ポアロジュンヌ」「ポワロジュンヌ」あるいは「ポワロジェンヌ」なんて呼んでいる。 さいごの「ポワロジェンヌ」は論外だが、いずれにしても表記が定まっていないことに変わりはない。ところで、わざわざ「日本では」と書いたのは、 フランス語では"jeunes poireaux"(ジュヌポワロ)というほうが一般的なようだからである。

自家用のリーフレタスを増産してみる

むしろ、作付計画の大幅な変更といったほうがいいだろうか。玉レタスにしてもふつうのキャベツにしても、こんなに安いんじゃ はっきりいって商売にならないのである。野菜というのは需給関係による「相場」で値段がきまっているので、生産者が コストの上昇分を価格に転嫁できないのである。そういう構造になっている。それならば、商売としてはバクチになっても、好きなもの、たのしい ものをやったほうがいいのだ。

"Bietola"を増産してみる

もともと自家用に植えていた"Bietola"だが、ちょっとしたいきさつ(もちろん、まきもの屋が「営業」したわけだが)から、ごく少量を出荷している。とりあえず感触がいいので、バクチにでることにした。本格生産することにしたのである。

いまつかっているアメリカ系の品種はいまひとつ気にいらないところがあって、イタリア系の品種を注文して、それが届くのを待っていたのだが、とりあえず市場の担当氏と相談の結果、品種よりも増産を優先することにしたのである。9月中旬から11月初旬まで、そこそこの量を出荷することになる(そうはいっても小規模農家だからタカが知れてはいるが…)。ご期待ください。