Épinard "Bloomsdale"の種まき
ホウレンソウの種まきである。倉渕はホウレンソウの「農水省指定産地」なのだが、まきもの屋ではあんまりつくらない野菜である。たいした理由はないが、春と秋に露地ですこしだけ蒔くことにしている。わずかな面積なので播種機はつかわない。
品種は"Bloomsdale"と、「日本ほうれんそう」である。"Bloomsdale"はアメリカ系で、葉にちぢれがはいる。ヨーロッパ系だと、"Viroflay"とか"Géant d'hiver"あたりが伝統品種では有名である。フランスなどでは、大株にして、葉だけをクタクタになるまでゆでてつかう。つまり、葉柄は食べない。マルシェなんかでも、葉先だけで売っていたりする。日本では葉柄の部分まで株ごと食用にするので、若どりである。もっとも、業務用、加工用のホウレンソウは大株ということになっていて、スーパーや八百屋で売っているものとくらべるとかなり大きい。
「日本ほうれんそう」は剣葉のヤツである。なんだかんだでいちばんおいしいような気がする。ちなみに、一般に栽培されているホウレンソウは東洋系と西洋系の交配種がほとんどである。
ホウレンソウのアクは蓚酸といって、結石の原因になる。だから、あんまり常食するものではない。とくに冬場の露地栽培のものはアクがつよい。ゆでてからしっかりとアクぬきをしなくてはいけない。もっとも、多少のアクも味のうちなのでむずかしいところである。




