C'est le printemps.

むかしのフランス語教材から。本は捨ててしまったのでうろ覚え。

Patron: ...Tien. Voilà votre ami.
Client 2: Salut Pierre, ça va?
Client 1: Comme ça, et toi?
Client 2: Bof...
Patron: Qu'est-ce que vous prenez?
Client 2: Un crème.
Patron: Un grand?
Client 2: Un petit.
...
Client 1: Ça fait combien, patron?
Patron: Rien du tout, c'est le printemps.

春なので、こんなのを思いだしたわけだが、じつは、まきもの屋はこの教材で勉強したことはない。家人が持っていたのである。あんまりにも印象深くて、いまだに覚えているわけ。

それはともかく、春だから、お代はいらない、なんて、このカフェは経営上かなりヤバいのではなかろうか。ちなみに、"un crème"は、"un café crème"のこと。文字どおりの"crème"つまり生クリームなら、"une crème"だが、そんなものをカフェで注文する客はいないだろう。"un café crème"はカフェオレと思っていい。スチームで泡だてた牛乳入りの コーヒーである。そういえば、"Café Crème"というフランス語教材もあって、こちらもなかなかいい教材であった。その教材のさいしょの課に、"J'aime le soleil. J'aime le jazz... J'aime les cafés et Paris au mois de mai."なんて歌があった。

件の教材にもどると、カフェで"un café crème"を注文したら、大か小かときかれたのであるが、カフェクレームにかぎらず、こういうことはけっこうあって、とくにビールのときは注意がひつようである。いわゆる生ビールはフランス語では"bière pression"または、たんに"pression"とか、"demi"という。ふつうは25clつまり250ccのグラスのものがでてくるが、まれに、"moyen"ときかれることがある。そこで"oui"と答えると、"une pinte"、50clのジョッキがでてくるのである。こんなこと教科書には書いていなかったので、若かったまきもの屋はたいそう戸惑ったものである。カフェのテラスでビールを飲もうというときはたいてい昼間なので、飲みすぎには注意しなければならない。

ビールがらみで、カフェで注文してたのしい飲みものといえば、"monaco"と"panaché"だろう。前者はグルナデンシロップ入りのビール。後者はビールをリモナード(甘い炭酸水)半々くらいで割ったもの。"Panaché" は、ハイネケンと三矢サイダーの組みあわせが、いちばん現地の味にちかいものを再現したように思う。だからといって、三矢サイダー=リモナードというわけじゃないんだが。

カフェで飲むビールといえば、1664が印象深い。Kronenbourgである。注文するときは、"un 16"といったものである。あとは、ベルギーの"Leffe"が好きである。先日、ひさしぶりに試飲する機会があったが、やっぱりおいしかった。なんだか、春の話題のつもりが、夏の飲みもののはなしになってしまった。だいたい、これじゃ農家のBLOGじゃないな。反省。

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