誤配

市場の担当さんにサンプルを送った。が、運送会社のミスで、とあるスーパーに誤配されたらしい。農協から市場にサンプルの件で電話してもらったところ 届いていないという返事。運送会社に調べさせたら、誤配がわかったという。で、その誤配先のスーパー、なんと、「よくわからないから売ってしまった」 というのである。箱には市場と担当さんの名前も、サンプルというのも明記してあるのに、である。サンプルには出荷伝票はないので、そのスーパーが 売ったものの代金からこちらに支払われることもまずないだろう。箱にほんらいの行き先が 書いてあるのだから、まちがって届いたものについては、ほんらいの行き先か運送会社か、あるいは発送元に電話の一本もよこすのがふつうではないだろうか。 それを黙って売ってしまったというから、モラル不在というか、職業倫理の低さにあきれるばかりである。


もっとも、サンプルとして送った野菜は、けっして一般的なものではないから、「売った」というのは売り場にならべた、ということにすぎず、じっさいに「売れた」 ということではないだろう。すくなくともそのスーパーの青果担当者に、こんかいのサンプルの野菜についての知識はないだろうし、売る能力もないだろう。 しかるべき売り手がしかるべき買い手に売ってこそ価値のある野菜である。こういうのを宝のもちぐされという。いや、○○に真珠といったほうがいいだろうか。

失なわれてしまったサンプルは送りなおせばよい。市場の担当さんにも誤配があったこと、再送することは伝えた。だから、たいしたことではない。 運送会社を責めるつもりもない。ミスはだれにでもある。 もんだいは、誤配先のスーパーから、なんの連絡もないことだ。来るはずのない品物が届いたのだから、運送会社なり荷主である農協なりに連絡があってしかるべきである。たとえ1ケースであっても、それが常識というものだろう。そういう意味で、じつに不快である。すぐに連絡があれば、「誤配じゃしょうがないから、お手数ですが適当に処分してください。 ご迷惑をおかけしました」くらいのことをむしろこちらが言ったであろうに。だいたい、ほんらいよそに届くはずの品物を勝手に処分することじたい、法律的には違法行為である。ましてや、勝手に売るということになると、窃盗だか横領だかにあたるんじゃないか。こんかいはとくに騒ぎたてることはしないが、こういう業者とは、ぜったいに取引したくないものである。

Posted by makimonoya on 13 May, 2008

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