セコンドのあとにプリモ?
山の中で暮らしていると、好きなイタリア料理を食べにいく機会もなく、しかたないのでWEBのグルメサイトやBLOGを見て、ああだこうだと言っているのだが、どうにも気になることがある。
パスタやリゾットをセコンドのあとにもういちど出すお店が少なからずあるようだが、まきもの屋個人はイタリアではそういう体験をしたことがないので、どういう事情でそうなっているのか。リストランテではそうなのか? だとすると、トラットリアやオステリアしか知らないまきもの屋には無縁の世界だから、伝統的にそういうことになっているのか?
どうにも不思議でならないのである。なにしろ、イタリアの中華料理屋で、アンティパストに春巻、チャーハンがプリモの位置づけで出てきて、そのあとセコンドに酢豚、デザートに月餅なんて順ででてきて、いささか面喰ったことがあるくらいだからである。イタリアではミネストラ、リゾット、パスタはあくまでも主菜のまえじゃないのか?
どうも、セコンドのあとに2度目のパスタやリゾットをだすお店というのは、今風のお洒落なところが多いみたいである。で、セコンドのあとで、お腹のぐあいで30グラムとか50グラムとか頼むらしい。どうにも和食の「〆のお食事」みたいな印象がするんだけど…
イタリアのリストランテの料理というのがそういうものなのだとすると、まきもの屋は不勉強を恥じるほかない。でも、なんだかちょっと疑わしいのである。ようするに、多皿構成になって、ほんとうなら客の食事のペースとかそのほかのことを観察しながらいろいろ判断して分量の調節をするはずなのに、それができなくなっているんじゃないか、だから、あらかじめ誰でも完食できるくらいの少なめの量にしておいて、足りないようなら安いパスタかリゾットでお腹をいっぱいにしてもらう…そいういうことなんじゃないかという気がするのである。トラットリア的感覚だとやっぱりおかしい。セコンドと一緒にパンを食べないのか? そのあとでふたたびパスタというのは、食事の流れとしてあまりに冗長じゃないのか? だってこのあとにフォルマッジとドルチェがつづくでしょう。双六で2つもどって3つとばしみたいな感じか、セコンドがなかったことになってしまうような気がしてならない。そんなわけで不思議でしょうがないのである。
これは日本特有の現象なのか、それともイタリアでもそうなのか?
たんに、まきもの屋が田舎者であることの証明をじぶんでやっているような気もするのだが、このあたりの事情について、どなたかご存知のかたは、ぜひともご教示賜りますようお願い申しあげます。