ふたたび貧乏人のアスパラガス

またまた見苦しい写真だが、どうかご容赦いただきたい。あんまりにも上手くいかないから、やっぱり料理の写真をさらすのはやめるべきなんだろうか…。それはともかく、貧乏人のアスパラガスである。45秒茹でただけ。市販のマヨネーズをつけて食べる。よく火をとおしたほうが、よりアスパラガスっぽいような風味もでることはでるしおいしいのだが、そうなったらきちんとソースをつくらなくては不愉快になるので、手抜きである。

例によって、出荷できないキズものや規格外の「はねだし」である。1回出荷するとけっこうな量になる。こういうことをいうと、B品でも規格外でも、キズものでもいいから安く売ってくれなどというさもしい輩が涌いてでてきたりするんだが、まったくもってあさましいと思う。安くなかったら買わないんでしょ? 正規品だって生産者価格はあんまりにも安くてアホらしくなるくらいなのに、どうしてそれよりも安く売らなきゃならないの?

いや、「らしくない」ことを書いてしまった。かつて、余らせて捨てるよりは使ってもらったほうがいいかなと思って、「はねだし」の野菜をある料理人氏に渡していたことがあるんだが、タダであることの気安さからか、あんまりにもひどい扱いをされているのを見て、心底絶望したからである。だいたい、「安ければ」とか「タダだから」使うというようなさもしい根性では、ホンモノの西洋野菜なんて使いこなせるわけがないのである。だって、本当は必要じゃないということじゃない? 本当に必要なら、どんなに高価といっても野菜の値段なんてタカが知れているんだから、きちんとした値段で買うはずでしょう?

思いだしたら腹がたってきた。いえいえ、読者諸賢にはまったく関係のないはなしなので、ぬるくスルーしていただきたい。見苦しい点はお詫び申しあげる。さいしょは、貧乏人が貧乏人のアスパラガスをつくって食べているというたんなるシャレを書きたかっただけなんだが、貧乏であることと知的精神の貧困はまったくべつのものなのである。貧すれば鈍する? またまたご冗談を(AA略)。かりにもプロとしてのプライドというものがある。カリテ=プリという言葉くらいご存じでしょう? 安かろう悪かろうなんてのは論外だが、「いいものを安く」なんてまさに想像力と理解力の貧困にほからなぬと思うんだが…。

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