Céleris-raves

自家用の"Céleris-raves"のタネまきをした。正確にいうと、家人にタネをまいてもらった。なにしろ、とにかくタネがちいさいのである。不器用なまきもの屋には、とてもじゃないが一粒ずつ指先でつまんで蒔くなんて芸当はムリである。

フランスのビストロで、前菜に"crudité"をたのむと、よく、ラペした"Céleri-rave"をマヨネーズであえたのがほかの野菜といっしょに皿にのってでてきた。まきもの屋にとってはなつかしい味である。というか、いまでも大好きな野菜である。

こんかい蒔いたのはわずか100粒。追加を蒔くかどうかはいまのところ未定である。

ウサギ

「かわいいウサちゃんを食べるなんて…」という声もあるだろうが、そんなことを言うのは、捕鯨反対を声高に叫びつつ牛、豚、鶏、羊を食べまくることと本質的にかわりはない。倫理的な問題についてここであれこれ言うつもりはないが、イタリア、フランス料理が大好きなまきもの屋にとって、ウサギというのは「おいしいもの」なのである。

Mon petit chou

どうも知識のひけらかしモードがとまらないまきもの屋である。これじゃ農家のBLOGらしくないことはわかっているが、どうせそれほど世間の耳目をあつめているとは思えないし、よそさまに迷惑をかけるわけでもないので、好き放題に暴走させていただく。

さて、今日のお題はフランス語やイタリア語でのキャベツにまつわる表現である。まずは題名の"mon petit chou"、直訳すると「私のかわいいキャベツちゃん」である。一般的には男が親密な関係の女に言うらしい。古い言いまわしだから、いまどきはまったく使わないかもしれない。なにしろ、まきもの屋はフランス語でそういうことを言う必要があったためしがないから、よくわからないのである。

倒木

春先は風がつよい。倉渕では3月は暴風の季節である。先日もかなりつよい風が吹いて、畑に行く道わきの木が倒れてしまった。地主さんと相談をして、まきもの屋がかたづけることになった。

Courgettes, cornichons

自家用の"courgettes"と"cornichons"のタネまきをした。早どり分なのでごく少量である。倉渕では、ウリ科の野菜(露地栽培)のタネまきは4月にはいってからになるのだが、このふたつは比較的、温度要求がひくいので、なんとかなるだろう。でも、あんまり自信はない。農家とはいえ、専門外の野菜についてはけっこういいかげんだったりするのだが、売らないのだから、だれにたいしても責任は発生しない。出荷する野菜だと、「なんとかなるだろう」ではまずいのである。

かんがえてみると、適期にタネまきをすれば、"courgettes"なんか7月から11月まで、うんざりするくらい獲れるし、じっさい、毎年早々に食べ飽きてしまうのだが、やっぱりはやく食べたいのである。われながら、つくづく食い意地がはっていると思う。

Fromageとformaggio

とてもおいしいチーズを手にいれたので、その話を書こうと思ったが、まきもの屋はあんまりチーズにはくわしくないので、チーズがらみのはなしとはいえ、またまた語学ネタになる。何卒ご容赦ねがいたい。

Restaurant

またまたフランス語ネタでご勘弁。「レストラン」という言葉はもともとフランス語である。動詞"restaurer"(修復する/[食事などで]元気をとりもどさせる)の現在分詞が名詞化したものである。だから、"restaurant"というのは、原義に忠実に訳せば、「食事によって元気をとりもどさせる店」ということになる。そもそもこの"restaurant"という語の名詞としての用法は、18世紀だか19世紀に、スープ屋の主人が商品名として「元気回復食」みたいなかんじでつかったのがさいしょだという。それが19世紀のあいだに、「食事をさせる店」の意味でつかわれるようになった。比較的あたらしい語だといっていい。

サヴォイのタネまき

サヴォイの1回目のタネまきである。写真は、「ニュース」のページに掲載したレタスのタネまきの様子とほとんどおなじでみためある。絵としては非常につまらないが、農業とはそんなものなのである。

サヴォイ・キャベツ、学名"Brassica oleracea var. sabauda"、フランス語では"Chou de Milan"、イタリア語では"Cavolo verza"、英語では"Savoy Cabbage"である。和名は「縮緬甘藍」。ちなみに、日本でふつうに「キャベツ」といっているものの学名は"B.O. var. capitata"である。また、さいきんは日本でも、どういうわけか直売所アイテムとしてすこし人気がでてきた様子の「黒キャベツ」はサヴォイの非結球種といってもいいほど葉質がよくにているのだが、学名だと"B.O. conv. acephala, subvar. Palmifolia"となる。フランス語だと"Chou Palmier"という。「黒キャベツ」という日本での名称はイタリア語の"Cavolo nero"の直訳からきているのだろう。

農産物取り込み詐欺

2008年2月25日付の報道から。全文引用する。

農産物取り込み詐欺6000万円、ネット公開の農家標的
 インターネットで情報を公開している有機栽培農家などに電話し、少量の取引で信用させた後、大量注文して代金を踏み倒す取り込み詐欺被害が、33道府県で63件あることが、日本農業法人協会と読売新聞の調べでわかった。被害総額は約6000万円で、鹿児島、福岡両県警は悪質な詐欺事件とみて捜査している。
 同協会が、加盟する約1700の農業法人に疑わしい電話注文などについてアンケート調査したところ、熊本、新潟、秋田、富山など30道府県で53件(総額約5500万円)の被害が出ていた。読売新聞の調べでも、福岡、鹿児島など4県で計10件(約500万円)の被害が確認された。
 被害は2003年ごろから出始め、06年に12件、07年は29件と急増。農産物別では米20件、果物類12件、肉・卵8件など。最も被害額が大きかったのは京都府の茶業者で、04年に1200万円分をだまし取られた。400万円近くだまし取られた熊本県の農家は廃業に追い込まれた。
 手口は有機栽培農家などに、東京の食品加工業者などを名乗る男から「ホームページを見て知った」「品評会で拝見した」と電話がかかり、「まずサンプルを送ってほしい」と少量の取引をして信用させる。その後に大量注文して品物を受け取るが、「会社が倒産した」などとして代金を踏み倒す。
 農産物の送り先として指定される住所の大半が東京都内で、社名は異なるが手口が似ていることから、両県警は同一グループの可能性もあるとみている。
 同協会によると、最近は20万〜30万円といった小口の注文を重ねる手口が多く、農家の泣き寝入りを狙っているとみられる。(2008年2月25日03時11分 読売新聞)

野菜の旬

レタスやキャベツというのは、市場レヴェルでは旬のない野菜になってしまっている。そういうものを栽培していて、こんなことを言うのもなんだが、野菜の使い手のひとたちには旬をたいせつにしてほしいと思うのである。

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