野菜の旬

レタスやキャベツというのは、市場レヴェルでは旬のない野菜になってしまっている。そういうものを栽培していて、こんなことを言うのもなんだが、野菜の使い手のひとたちには旬をたいせつにしてほしいと思うのである。

サニーレタス

フランス、イタリアには"サニーレタス"はない。似たものはたくさんあるが、日本の"サニーレタス"とおなじものはない(はず)である。(はず)なんて書きかたをするのは、日本の種苗メーカーの製品がけっこうヨーロッパやUSAで販売されているからである。絶対にない、と言いきることはできないのである。

Épinard

Épinard: ホウレンソウのことである。写真はぜんかい紹介したLe Guide Clause Vilmorinのホウレンソウのページである。クリックするといつものように拡大するが、こんかいはちょっと大きなサイズにしてみた。でも本文を読むのはむずかしいかも。

Le Guide Clause Vilmorin

フランスの老舗種苗メーカーによる「ガーデニング大全」みたいな本の最新版である。プロむけの専門書ではない。園芸愛好家むけの本である。でも、どうしても欲しくて、出版まえから予約していたのが今日とどいた。オールカラー、719ページ、写真満載である。ちなみに、ガーデニングの基礎からはじまって、野菜以外の花、庭木、果樹なども収録されている。とても読みごたえがありそうだが、パラパラとながめているだけでもたのしい。

直売所と業務筋 (純粋直売所批判)

興味深い内容なので、まずはリンクを貼っておく。ohyakusyou2001の地産地消日記

まきもの屋は農協経由でスーパーのインショップに出荷することはあるが、いわゆる直売所への出荷はしないし、小口の直接取引もしていない。基本的には、直売という形態とは距離をおいていくつもりである。直売所についてのまきもの屋の考えは、以前に書いた文章を再録する。この記事のタイトルに「業務筋」と書いたが、再録の文章が長いので、「業務筋」については別記事にする。


ベビーリーフ

まきもの屋からの提案。ベビーリーフをつくってみてはいかがだろうか。あたりまえのことだが、ベビーリーフは摘んですぐがいちばんおいしい。栽培はさしてむずかしくないと思う。ウデが上がると、株間、肥料や水の加減で、ある程度までなら味のコントロールもできるようになる。

べつに西洋野菜を普及させたいわけじゃない

20年くらいまえとくらべると、イタリア料理店、フランス料理店の数は飛躍的に増えた。イタリア、フランスで修行をしてきた料理人さんもたくさんいる。トレヴィスがサラダにはいっていることなんかもはやめずらしくもない。ずいぶんと状況がかわったな、と思うのである。でも、あまり日本で知られることのなかった西洋野菜を「新野菜」として普及させようと、レシピつきでキャンペーンしようなんてまず思わない。極端な言いかたをすると、人間、すでに知っているものしかこれから知ることはないのである。先日書いたトピナンブールの食べかたなんか、ほとんどのひとには意味不明だと思う。そんなことは百も承知なのである。もっとも、いまのところ苦情もないので、書きなおすつもりもない。

レタスのはなし

まえに書いた文章の再録です。

レタスは和名「ちしゃ」、漢字で書くと萵苣であるが、語源は「乳草」(ちちくさ)だそうな。畑でレタスを収穫するとき、切りくちから白い汁がでる。これが名前の由来というわけだ。イタリア語では"lattuga"(ラットゥーガ)、フランス語では"laitue"(レチュ)であり、それぞれの語源は"latte"(ラッテ)、"lait"(レ)である。カフェ・ラッテやカフェ・オ・レで知られているように、ミルクのことである。「チシャ」という和名は、明治のころに外国語から直訳したというわけではない。掻きチシャという種類が平安時代から栽培されていたというはなしである。日本へは中国経由ではいってきたのだろうから、洋の東西でまったくおなじ発想なのもうなずける。

春キャベツ(笑

2月もなかばである。暦のうえでは春である。地域にもよるが、じつは葉物野菜の端境期である。スーパーにいけばそんなこと意識しないほどいろんな 野菜がならんでいるが。

いわゆる「春キャベツ」というのは、「春系」あるいは「サワー系」とよばれる品種群である。巻きのかたい平たいキャベツとは品種がちがうのである。 「春系」は、アーリー・サマーとウェイクフィールドというふたつの品種を交雑させた野崎早生とか富士早生という品種がはじまりである。ウェイクフィールド というのは、あまり見かけないが、「とんがりキャベツ」の系統である。春系のキャベツは、野崎早生、富士早生は固定種だが、昭和40年代に、サカタのタネの金系201というF1品種が大ヒットしたのが、普及のはじまりである。

イタリア語でたまごは…

ふたたび、たまごの小ネタである。フランス語のネタよりもさらにいっそうつまらないのでご勘弁。イタリア語でたまごは"uovo"という。男性名詞である。複数形は"uova"、女性名詞である。複数形のくせに、一見、女性名詞単数形のようだからやっかいである。イタリア語は形容詞も男性・女性、単数・複数で 変化するから、注意しなければならない。よく似たものに、「唇」"labbro / labbra"がある。

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